化粧
彼とつきあっていた大学生の頃、私は化粧をしなきゃいけないようなバイトをしていた。
それも普通のメイクより濃いめのプロメイクだった。
時々バイト先に向かえに来てくれた彼は、化粧をした私の顔を見て言った。
「化粧するのも仕事のうちなんだろうけど、化粧しない顔が俺は好き」
それ以降、私はバイトの時以外は決して化粧をしなくなった。
それは今でもずっと続いている。
紫のアイシャドーは高校生の時、初めて買ったものだし、茶系のほお紅は大学生の時に買ったっきり。
社会人になって、結婚式やお葬式や、どうしても化粧して行かなければ失礼にあたる場所だけは化粧をするけれど、それも年に1度、あるかないか。
例えば去年化粧をしたのは、友達のお母さんが亡くなった時、後輩君の結婚式の時の2回。
だから私のファンデーションは一度買えば10年経ってもほとんど減らない…
by ps_for_you
| 2010-10-25 17:11