勘のいい人
彼は勘のいい人だった。
というよりも、私たちは似ていたので、お互いに思っていることが手に取るように分かった。
二人ともポーカーフェイスなので顔には決して出さなかった。
けど、今日は機嫌悪そうだとか、何か困ったことがあるのかなとか、嬉しいことがあったのかなとか、そんなことが何となくお互い分かった。
究極の勘は「もう二人は終わりだな」ということだった。
そして悲しいかな、それはやっぱり当たった。
by ps_for_you
| 2010-08-06 15:53